バンコク不動産研究室

バンコクにて語学留学中!タイ語勉強の合間にタイの不動産や経済を研究していきます。バンコクの不動産って本当に楽しい!

バンコク不動産、供給過剰問題の解決を担うのは?

バンコクは不動産バブルにより、コンドミニアムの供給量が年々増え在庫水準も相当なものとなっています。
ただタイ経済の明るい展望や、今後のバンコクの再開発に伴う期待感から、まだまだ供給量も増え続け価格も上昇していくものと考えられています。
もちろんこのままいけば不動産バブルの崩壊も頭に過ぎるのですが、この問題を解決する1つの希望として中国移民の増加をここで考えて行きましょう。
中国の第3次移民ブームによってタイにも多くの中国人移民が押し寄せましたが、近年ではそれが加速し、その数は今後更に伸びていくのではないかと想定されます。
タイの政治経済を語る上で、それらの中核を担うタイの華人と中国との繋がりは切っても切り離せないものとなっています。
中国とタイの関税率の低さを見れば強烈なロビーイングが行われている事は簡単に想像がつきます。
そしてタイに住んでいる中華系タイ人は中国正月を母国事のように祝いますし、中国人が住みやすい基盤というものがタイにはしっかりと存在しています。
更には良質な住宅環境、治安の良さ、ASEAN経済の中心というビジネスチャンス、コストパフォーマンス、自由…
更には中国共産党による一党到着を憲法に明記し、2日前には中国国家主席の任期撤廃とニュースで流れていましたが、このような暴挙が移民に拍車をかけるかもしれません。
もちろんそれによりタイで中国の影響が更に強まるというデメリットがついて回りますが、不動産業界に限れば中国人移民がバンコクの不動産供給過剰の問題を解決する1つの手立てになるやもしれません。


f:id:bkkcondo:20180227200500j:plain